悲しみを見つけた後に【近く親しむ】

悲しみを見つけた後に【近く親しむ】のあらすじ

人外が主人公のファンタジー。舞台はイギリス。時代十八世紀
女主人公 恋愛なし。 架空の戦争の後の話主人公 戦後孤児となった人外の女の子。
粒獣（りゅうじゅう）と人間が共生する十八世紀のイギリス。粒獣虐殺戦にて両親と使用人、金目の物を奪われたエレマイアは半壊している家で極力周囲の人間と関わらないように過ごしていた。虐殺戦の時に燃やされた恐怖から、火が恐ろしく真冬でも家に暖炉をつけることはなかった。粒獣には強鼓（きょうこ）という特殊能力があり、死の淵に立つと驚異的な回復力を見せる。そのため死にたがっているエレマイアが自殺することはかなわなかった。
両親を殺したバルクと再会する。その屋敷には養護院建設のためにパトロンを探しているザカリーという男もいた。バルクとザカリーに説得されたエレマイアは、自分を陵●したジャックへ復讐することを決め、家を出る。